性悪大富豪
導入はいらんのでいきなり解説していく。
❶想定ルール
(性悪ルールはちょっと特殊なので解説)
【5スキ、Jバック】あり
【7渡し、10捨て】あり
・・・渡し、捨てあがり禁止
【8切り、66首、99車、砂嵐】あり
・・・4止めあり 8あがり禁止
【joker】1枚
・・・joker交換なし jokerあがり禁止 スペ3有効
【Qボンバー】あり
・・・Qボンバーあがり禁止(被弾あがりも禁止)
【禁止あがり】通常時の2、革命時の3
【縛り】柄、数、激縛あり
【都落ち】あり
【ゲーム進行】大貧民からスタート
ざっくりこんな感じ。一般的なルールと変わってるところは太字にしたり赤字にしてます。
❷カードのtier表
tier1:切り札、押しつけが強い、環境
joker
唯一の1枚制限カード。スマブラでも大富豪でもjokerは強い。
Q
大富豪で最も強力なcipを持つ環境の中心。更にスタッツも高め。全ての相手に干渉する派手な効果を持ちながら、自分の不用札を捨てるといった柔軟な動きも可能。最近再録が決定したらしい。
8
cipでEXターン。強力なcipの代償としてスタッツはそこそこ。出すタイミングが大事。
2
スタッツおばけ。全てのバトルに勝つ。
⭐︎初心者でもtier1のカードは最低限カウンティングしておこう!
tier2:パワカ、準環境
A
スタッツ。2がはけたあとの安心感は異常。
6、9
2枚出しでEXターン。4止めも効かない。基本的に交換で出してはいけない。連続で66、99って出す時はシックスナインって言いながら出すとカッコいい。
7、10
cipで不要札を除外することができる。7は相手に札を押し付けることができる。スタッツが低いので序盤やjバックのタイミングでキャストしたいところ。
tier3:最低限の対策はすべきカード
K
「いきなり、キングはとれねえだろうよい!」って言いながら出すけどいきなりだと普通にとられる。スタッツが高め。舐めてると普通に処理できなくて負ける。
スペ3
jokerの抑止力。しかし2枚出しには無力。
4
2枚で8切りにカウンターできる。自分が8を抱えている時は基本交換に出さない。ボンバーで8が消えた時に価値が暴落する。
tier4:環境外
J
基本弱いけど、10の上に激しばすると実質EXターンがとれる。地味にスタッツがあるが自身のcipと噛み合っていない。
5
cipで相手の番を飛ばす。シールドトリガーなら強いんだけどね。終盤に2位、3位、4位を取りに行く時少し役に立つかも。しかしスタッツが低いので過信はできない。
3
スタッツが最も低いカード。しかし3枚揃うと最強になったり、革命とか jバックで強くなったりするのであんまり交換に出したくはない。
⭐︎じゃあ、結局なにを交換すればいいの?
個人的には5とJが優先度高めだと思ってます。ほとんどのカードに役割があるので、相手に渡したくないものが多いですね。
あとは8握ってないときの4など、状況に合わせての判断になります。
❸立ち回りについて
結論から言うとこのルール、1位を取りにいくのが弱いです。理由は3つ。
1.都落ち
2.Qボンバー
3.ゲーム進行が大貧民スタート
Qボンバーで強い札を落とされる可能性がある中で、都落ちのリスクを背負うのははっきり言って安定しません。また、ゲーム進行が大貧民スタートのため、大貧民がいきなりQをキャストするとかなりしんどい展開になります。
したがって、2位か3位を狙う立ち回りが1番強いです。こちらについては次の章で別個に解説するよ。
※当然ですが最終ラウンドでは1位を狙うよ。
❹2位か3位を狙う立ち回り
開幕から身も蓋もない事を言いますが、これ狙うのめちゃめちゃむずいです。全員が2位、3位を狙うと1位を狙う人がいないため、出し渋りの読み合いが出てきます。この読み合いに勝ちつつ、当然4位、5位は避けないといけないワケです。ここでは「出し渋りの読み合い」と「4位、5位にならない立ち回り」の2つに分けて解説します。
1.出し渋りの読み合い
これが起きると強い札が手札に残っていきます。この状況を崩すのがQボンバーです。ゲーム内でQが4体着地すると、それだけで4種類のカードが消えるわけです。
Qが出るタイミングを予測して、早めに強いカードを切って自分の番をとって行くのも時には必要です。
自分が強いカードを多めに抱えていて、更にQをもっていれば、自分で出したQでQを消すといいでしょう。この戦術嫌われがちですが、勝ちに行くならこれが一番強いです。
逆に強いカードが多めでも、Qを持っていないとピンチですね。単純にtier上から【joker、2、A、8】あたりが消されると、Kや9、6あたりのバリューが上がってきます。こうなった時に不要札をはききれていないと、4位、5位になってしまいかねません。
2. 4位5位にならない立ち回り
これは1位が確定してからの立ち回りですね。当たり前なんですけど、いくら出し渋りの読み合いをしようと結局誰かは1位になるわけです。んで、1位が出るタイミングなんですけど、Qボンバーで場が荒れていたり、読み合いが続いて全体の手札が減ってきた時です。強いカードは残っているが後続がないため、このまま出し渋りを続けていたら4位、5位になりかねないという状況になった時。弱い札をあがり札に見据えて、強いカードを切って1位をとってくるでしょう。
こうなったら2位か3位を目指します。ここに関しては単純により高い順位を目指す立ち回りになるため、「強いカードをフィニッシュに添えて上手に手札をはききる」のみですね。ここで差が出るのはカードのカウンティングや、出し渋りの読み合いをしている間にどれだけ余分なカードを除外できていたかと言う点でしょうか。7や10でうまくカードを除外したり、66や99でアドバンテージをとっていくが理想です。また、最低限Qボンバーで除外されたカードは覚えておきましょう。
⭐︎強いカードをフィニッシャーに見据えるという基本の立ち回りを、Qボンバーが揺るがしています。かと言って基本を疎かにすると2位、3位をとれなくなってしまいます。2つの読み合いがあっておもしろいですね。
❺番外編 パワーカードの使い方
結局つえーカードを強く使えるやつがつえーってことでパワカに関わる小ネタ紹介。
jokerの使い方
スペ3握られてるとだいたい出される。ピンでキャストするより【2 joker】【8 joker】みたいに強いカードと組み合わせたり、3枚組にしたりして取りにくいボードを作った方が強かったりする。
8の使い方
4止めされる確率そこそこ高いし4は最後まで残りやすい。上記の様にjokerで補填したり、ボンバーで4を消したり。また、階段に含めることができるなら、ペアを崩してでもそっちを優先してもいいかも。ここで個人的に思う最強の階段を紹介。
【究極神7・8・9】ゴッド/マジックコマンド
▪︎このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚相手に渡してもよい。
▪︎このクリーチャーが出た時、次の番もう一度自分の番を行う。
Qの使い方
基本は相手の強い札を捨てさせる。QでQを消すのも選択肢に入れておこう。
❻まとめ
最後まで読んでくれたら分かると思いますが、このルールはQボンバーがめちゃめちゃ環境を荒らしています(だからおもろいんだけどね)。
Qがどのように分配されるかというドデカ不確定要素があるため、運も大きく関わってきます。しかし、立ち回りによって勝率をあげ、最終ビリ回避をある程度安定させることはできると思います。
この記事を読んで、少しでも自分の立ち回りの参考にしてもらえると嬉しいです。そして、性悪大富豪をやったことのないきみも、ぜひやってみよう!